全国的に梅雨入りしましたね。これから本格的な暑さに向けて湿度もグングンと上がっていきます。
こんな時期は毎年、カビが発生やすく空気もよどみ健康的にも不安になるのではないでしょうか。
そこで今回は、ご自宅ですぐに実行出来る湿気対策のための換気方法についてご紹介します。
換気の目的
カビ対策に最も効果があるのが『換気』です。
窓を全開にし、常に部屋の空気を入れ替えてあげます。
カビの胞子やハウスダストはお部屋の空気中に浮遊しており、空気を入れ替えてあげることでこれらを屋外へ放出することが出来ます。
空気を入れ替えないと、これらは部屋中のものに付着し、成長出来る環境を待たせる事になります。
カビが成長しやすくなる環境は、
「気温20℃~30℃」「湿度70%程度」
といわれます。
これから気温と湿度は上昇し、夏にむけて湿度は60%から70%と高湿度を保つようになり、まさにカビのための環境が整っていくわけです。
カビが増えると、同時にダニも増えていきます!
カビは、水分·ハウスダスト·人の老廃物(皮膚、髪の毛)を栄養源として成長します。
ダニはカビ·人の老廃物を栄養とします。
カビが増えればダニも増えます。
カビもダニも、仕舞にはハウスダストの一部となり私たちの呼吸で体内に入ったり皮膚に付着し、アレルギーを引き起こします。
雨の日は換気しない
換気しないと空気入れ替えられないよ···?
実は雨の日は、室内よりも屋外の湿度が高く、90%を超えることが多いです。
窓を開ける事で、高湿度の空気が室内へ入り込み、お部屋の湿度を上昇させることになります。カビのために水分を提供してしまうのです。
そのため、
◎雨の日は極力換気しない
◎晴れの時に積極的に換気する
換気がベストな湿度目安を知るために温湿度計をベランダなど屋外に置いておくと、湿度70%を超えていないかの判断がしやすくなりオススメです。
外の湿度が高い時は、
エアコンのドライ(除湿)を使って湿度を下げる。
室内にも温湿度計があると現在の湿度が目に見えるのでエアコンの運転タイミング判断にも寄与します。
空気を動かす
換気中や締め切ってエアコン運転中のいずれでも、
部屋の空気を積極的に『動かす』のもポイントです。
- 空気の動かし方
- 扇風機やサーキュレーターの首振りを使う
- クローゼットなどの扉を開け、中に風を向ける
空気が動けば外へ移動しやすくなり、ハウスダストを早く追い出せます。
クローゼットのような普段締め切っている空間の空気を強制的に押し出して入れ替える。
エアコンの除湿空気を積極的に部屋全体に行き渡らせる。
空気を効率的に動かせるのが『サーキュレーター』です。
直進性の高い風は遠くまで届き、まるで空気の棒で部屋の空気をかき回すような働きをしてくれます。
扇風機でも空気を動かせますが、『広い範囲を効率よく』できるのがサーキュレーターとなります。
エアコン吹き出し口の下に置けば、部屋の奥まで除湿風を届けやすくなります。
最後に
カビ対策をこの時期からする事で、アレルギーなどの健康被害はもとより衣類や家具をカビから守る事に寄与します。
うまく換気とエアコンを活用してジメジメとした季節を乗り切りましょう。
あと、湿度が高い時は汗が蒸発しにくいので水分と塩分補給を忘れずに行って熱中症対策をお願いします。
以下のページで熱中症対策の記事を書いてありますので、
こちらも是非お読みください。
https://pure-info.com/%e7%86%b1%e4%b8%ad%e7%97%87%e5%af%be%e7%ad%96/